ドラクエの呪文ネーミング問題 続き
さて、引続きドラクエの呪文のネーミングIssue、「いくらなんでもバギムーチョはあかんやろ」問題
についてですが、旧来のファンからすると、せっかくここまで築いてきた世界観が・・・と考えて
しまうんですよね。
以前ここにも書きましたが、1作目のファミコンのドラクエ1なんて、当時の容量の制約から
カタカナは20文字しか使えない仕様。 そんな中からベギラマやベホイミなんて素敵な名前を
よく思いついたなと関心する次第であり、その後のドラクエ3のメラゾーマ、ベギラゴン、イオナズン
あたりは強そうでほんまに秀逸なネーミングやと思います。
ファイア、サンダー等といった普通の英語由来のFFシリーズの魔法とは一線を画した独特の語感が
世界観にマッチし、うまく考えたもんやなーと思っておりました。(ま、FFでもケアルやブリザドなんかは
個人的には好きな語感ですけどね。)
かかる最大限の敬意を表していた分、6のマジックバリアに始まり、9・10の一昨日紹介したシリーズ
なんかは、ちょっとネーミング雑になってない? と思わざるをえんのですわ。
むしろ派生作品であるダイの大冒険やロトの紋章なんかが、メドローア、メゾラゴン、マヒャロスといった
「らしい」呪文を生み出しておりましたので、ムーチョとかやって乱心してしまうくらいならその辺りから
逆輸入すればよかったんちゃうかと。
当該バギムーチョ問題に関して興味深いことを書いている記事をネットで発見しました。
https://allabout.co.jp/gm/gc/387814/all/
以下かいつまんで引用します。
曰く、「ゲームは極めてハイコンテクスト(*)な文化である」と。
*ハイコンテクスト・・・高度にコンテクスト(context。背景、文脈)を共有できている文化
「ゲーム業界が時間をかけてユーザーと一緒に成長していくなかで、素晴らしい文化の共有が行われてきました。
しかし、これから更に20年、30年と頑張っていくには、次の世代を取り入れていかなければいけません。
バギムーチョに感じる違和感の正体は、これまでのコンテクスト、これまでの文化の破壊への抵抗感である
かもしれません。ガイド(註:この記事を書いている人)はやっぱりバギムーチョはピンとはこないのですが、
破壊の先にある新たな誕生を信じれば、それはそれで良いと思えるような気がします」
なるほど・・・、この人のように「それはそれで良い」というような大人の対応は俺にはできひんなーと思いつつも、
なかなか的を射た、示唆に富む意見なんちゃいますかと。
しかしふと思いましたがベライゾンって相当ドラクエの呪文っぽいなと。。全然関係ないですけどね。。
えにうぇい、皆様におかれましてはTGIF & Have a good week endで!