イングヴェイライブの内容
昨日の続き、イングヴェイライブの内容ですが、間近で本人のレジェンダリィなプレイが見られたことは
よかったのですが、バンド全般・ライブ全般という単位で見ると、かなりの不完全燃焼感が残るものでした。
一番良かったのは予想に反してイングヴェイのルックスがめちゃかっこよかったことです。
彼はデビュー当時から92年頃までは美形でしたが、その後みるみる太っていき、特に美形な時期を
リアルタイムで知らない我々ミレニアル世代にとっては、イングヴェイと言えばデブのイメージでした。
昔堂本兄弟がやっていた音楽バラエティ番組にゲスト出演していたこともありましたので見たことある方も
いるかもしれませんが、ちょうどあんなイメージです。
それがここ数年で頑張って痩せたのか、めちゃかっこよかったんすわ。出てきた時は「え、ほんまに本人?」
と疑ったほどでして。弾き方やピックの投げ方もクールで興奮しました。ていうかピック何個客席に投げて
くれるねんとw 1曲につきミニマム5回は投げていた気がします。
マイクスタンドから物凄いペースで減っていくピックを補充するスタッフも大変やでと。
それよりも大変そうだったのは、ギターを交換するスタッフです。ほぼ1曲毎にギター変えてましたので。
曲が終わる頃にステージ脇からひょこっと出てきて、イングヴェイがそいつに向かってギターを投げるのですが、
落としてはいけないというプレッシャーからかそのスタッフの表情は常にシリアス。時には笑いやナイスキャッチ
的な歓声がオーディエンスから上がっていました。
そしてラストには安そうなギターにチェンジして振り回してぶっ壊しました。
たまに話に聞くギター破壊パフォーマンスですが、生で始めて見ましたわ。。
・・・云々、通常のロックやメタルのライブ対比で珍しいパフォーマンスは新鮮でよかったのですが、選曲が
いまひとつでしたかね。。 何せ半分くらいインストでしたから。インストも私は好きですが、もうちょいライブでは
キャッチーな歌モノ入れてもよかったんちゃうかと。 歴代の名曲がいっぱいあるわけですから。
というかそもそも、Vocalがおりませんでしたw ギター(イングヴェイ本人)、ベース、キーボードで全員代わる代わる
歌ってましたよ。それなりに全員上手かったですけどね。 ただ、ベース、キーボードのお前らは一体誰やねんとw
イングヴェイはデビュー当時からメンバーを頻繁に替えておりまして、昔のメンバーには有名人も多くいましたが、
この今のラインナップは私も全く知らない人たちでした。
ジョー・リン・ターナーやマークボールズあたりがVocalだったらもっと盛り上がったやろうになー・・・等と思わざるをえません。
無理矢理日本に例えるなら、GLAYのタクローがテル含むメンバー全員を解雇して新メンバーに刷新、
Vocalはベースとギター(ジローとヒサシの後任の人たち)に担当させるようなもので。
例えがイマイチかつ古くて恐縮ですが、「誰やねんお前ら」的な私の気持ちを少しでも分かっていただければ幸いです。