旅、サーフィン、スノーボード、メタル、その他諸々

旅、サーフィン、スノーボード、メタル(Heavy Metal)、その他諸々の個人的な記録です。現在ニューヨーク在住。

マンハッタンに「一蘭」開店 後編 ~衝撃のプロシージャーマニュアル~

さて、一蘭の各ブースに掲載されている説明書きについてですが、「Here at ICHIRAN, we serve only  

one type of ramen, the Tonkotsu ramen. Our dedication to a single style of ramen  

allows us to・・・」と、まずは飽くなきトンコツ singleスタイルへのデディケーションによる効能が冒頭から 

語られます。この時点で既に感慨深いのですが、続く 「Experiencing Ramen, the ICHIRAN Way」が 

当該説明書きの最も秀逸なパートとなります。以下抜粋。 

(抜粋と言いますか、店舗で撮った写真を私が今手打ちしたものですが。。) 

Experiencing Ramen, the ICHIRAN Way 

Our ramen is fresh and made to order. 

Served to you at the peak of its flavors, please enjoy your ramen as soon as it arrives 

without waiting for your party to receive their order. We encourage you to first savor 

our soup and noodles without the Hiden no Tare* sauce. Take a few sips and bites  

from the side of the bowl, then gradually incorporate the sauce and toppings into your 

ramen. This will help you experience the complexity of the various flavors of our  

noodles and broth.  

*Hiden no Tare, placed in center of the ramen, may sink into the noodles due to its weight. 

 

曰く、「flavorのピークでサーブされるので、友人を待たずas soon as it arrivesで食すべし。 

まずはwithout ザ ハイドゥンノゥテアーソース(おそらく米国人の発音はこうでしょう)で味わい、bowlの 

サイドから麺を数本すすって噛み、その後graduallyにソースとトッピングをyourラーメンにincorporateせよ。 

これによって我々の麺とスープのvarious falvorsのcomplexityをexperienceできるだろう」  と。  

更に、ご丁寧に「ハイデンノーテアーはdue to its weightで麺の中に沈んでいるかもしれません」等という 

注釈まで付いています。いや、そんな見えないくらいに沈むことなんてないと思うのですが・・・、過去に 

「Hey! ハイデンノーテアーはどこにあるねん!」 的なクレームがあったのでしょうか。。  

えにうぇい、プロシージャーが詳し過ぎますよね、、我々Japaneseは笑えますが、これを読んだアメリカ人は 

「何て難しいプロシージャーなんだ。。complexityをexperienceするのにこんな大変なステップを踏まなければ 

ならないのか・・・、俺にはラーメンは無理だorz」 と途方に暮れるのではないでしょうか。 

尚、ここではsip(すする)と書いてありますが、アメリカ人は麺をすすれません。恥じらいもあるのでしょうが、 

おそらくすするスキル自体もないんだと思われ、どこのラーメン屋に行ってもレンゲに麺をいちいち盛っては 

ゆっくりゆっくり食べとるんですわ。 そんなことしてるうちに冷めるし麺も伸びるぞという、実にまずそうな食べ方 

をするんです。 その横で、「こうやって食べるんや、見さらせー!」と、豪快サウンドをたててドヤ顔で麺をすする 

のが、我々の使命となります。  

ヌーハラだと?愚か者めが、これこそがICHIRAN WAYならぬRIGHT WAYなのだ。Experiencing Ramen 

とはこういうことやぞこんちくしょう!   

・・・等と、無駄に興奮してきたところで筆を置きます。