トマト祭り2018参戦
ここ最近の更新頻度低下により諸々のアップデートがbehind the curveになっておりますが、
9月のNYは波が良いので週末は基本海へ行っており、特に直近では皆さんにシェアする
ような特筆すべきことはありません。
ということで少し前の話ですがトマト祭りのお話をしようと思います。
トマト祭り(トマティーナ)は8月第4水曜日というそのイマイチな日程、及びバレンシア
という直行便がないロケーションから、移動を考えると結局1週間休暇を取ったほうが
効率的というスケジュール感になってしまい、今まで幾度となく参戦を検討するも叶わず
でした。
今回も検討を始めるも一緒に行く人が捕まりそうになく、やはり見送りか・・・と諦めかけ
ていたところ、意外なことに香港駐在の某同期から誘いが。香港からヨーロッパとは今まで
イメージがつきませんでしたが、何でもお姉ちゃん夫婦がドイツに住んでいることもあり、
「時は来た」といつもよりシリアスに検討、トマト祭り前後にどこに行くべきか含めて熟考を
重ねた結果、
NY発→バルセロナ→イビザ→トマト祭り(バレンシア)→ギリシャ(ミコノス島)→NY着
というルートで着地。
ヨーロッパ周遊系はロジの手配にも慣れておらず、地中海周りは行きたい場所がいっぱい
あり、ヨーロッパ域内の移動は安めですが行き帰りのNYが絡むと「ヨーロッパのどこで
入ってどこから出て行くか」でプライスが大きく変わってくる等の事情もありーので、
ちょうどいいコストでちょうどいい旅程を決めるということにかなりの労力を要しました。
自分が今本当に行きたいのはどこかという自己分析、及びGoogleフライトでの検索を
何度も何度も繰り返し、苦しみの末に捻り出した旅程が上記ルート。
同じ1週間休暇でも、例えば「NY-ガラパゴス往復」なんてなほうが遥かに企画は楽なんですよね・・・。
えにうぇい、そんなこんなでようやくトマティーナ本編ですが、
「『ここならでは感』は随一で、そりゃ楽しいけど、ちょっとこれ人多過ぎひんか・・・」という印象。
ちょうど祭り開始の号砲が鳴った時に私が中心地に行き過ぎていたということもあると思いますが、
狭い路地にトマトを積み込んだトラックが続々と現れ、それをみんなでかわすだけでも一苦労。
トラックが来るたびに路地の両サイドへ追いやられてぎゅうぎゅう状態となり、投げ合って楽しむ
ようなスペースは皆無。「てきとーに上に向かって投げたら誰かに当たるかな」くらいが関の山でした。
トラックをやり過ごせば多少動いて遊べるのですが、大したインターバルも空けずにひっきりなしに
次のトラック来るので全然落ち着きま10。
私も2台目までテンション上げてやってましたが、二日酔い気味で体調が万全でなかったこと
もあり、3台目から「え、まだトラック来るん・・・?」と若干うんざりし、後半は道路脇に避難
しました。
その人口密度の高さに加え、ちょっと古めのトマトを使っているからなのか、通常のトマトの香り
ではない、何とも言えない青臭さと言いますか、悪臭とは言わないまでも心地よくない香りが
漂っていたのも体調を悪化させる原因となりましてw、少し避難が必要と判断。
皆様におかれましては前日の深酒は避け、万全の体調で臨まれてください。
トラックは結局6台も来まして、例年対比多かったとのこと。いや、これ3台くらいで充分すわ。。
・・・云々、寒いことばかり言ってますが、1-2台目のトラックが現れて荷台に乗ったスタッフ達から
次々とトマトが投げ込まれているかと思いきや同じトラックの荷台の下あたり(?)からリアルタイムで
グチャグチャに砕かれるペースト状のトマトが道路にブチまけられる様は圧巻でして、その時に
私の隣にいたどこぞの外人も「Oh, sxxt!」等と狂喜乱舞しておりましたが、私も同じ気持ちでした。
何というか「先生に怒られるいたずらの極み」とでも形容しましょうか、
「こんな悪いことやっていいんや」的なゾクゾク感wがたまりません。
祭り後は血まみれのゾンビになったかのような姿や、路上にできたトマトペーストの水たまりに
ダイブしながら記念撮影できたりと、インスタ映え度もひとしお。皆さんにも激しくオススメする次第す。
但し、ご想像の通り衛生面は保証できませんで、私は当該トマトが原因かその後に食べた
ウサギとカタツムリ入りのヴァレンシア・トラディショナル・パエリアが原因かはわかりませんが、
その後数日お腹を壊し気味でしたし、一緒に参戦した同期は脚がかゆい等と言っておりました。
あと、人口密度が高くて危険で、かつその例の青臭さはちょっとやそっとじゃ取れませんので、
捨ててもいいスニーカー的な靴、及び携帯の防水ケースはマストです。
その上で私の反省を活かし、体調を万全に整え、ど真ん中の中心地は避ける等の対策を講じ、
存分に楽しんでいただければ幸いです。