東ドイツの五輪メダル獲得数が異常な件
リオ五輪がもう来月に迫っているというのに、全く盛り上がりが感じられません。
アメリカでは普段のプロスポーツ(野球、アメフト、バスケ、ホッケー)のほうが余裕で重視されているんでしょうが、
日本のニュースを見るにおいても盛り上がってない気がするなと。。
ジカ熱の影響で、ブラジル行きの決まった日本の女性アナウンサーがテンションだだ下がり、泣く子もいた始末、
とのニュースを見るにつけては「え、そんなに?」と思いましたが、ゴルフでも有名選手がこぞって辞退したりと、
確かに近いうち子供作る可能性がある人にとっては怖いすよね。。
ブラジル駐在の先輩によると、一番人気のはずの開会式・閉会式のチケットすら売れ残っている状態とのことで、
実際に売れ行き絶不調のようです。 ジカだけでなく政治的な混乱等、諸々タイミング悪かったようで。。
BTW、今まであまり意識していませんでしたが、そういや国別のメダル獲得数ランキングってどんな感じなんやろと、
ちょっと調べてみました(下図参照。2014ソチまで)。
今回は夏季のみ取り上げます。
アメリカがぶっち切りなのは言わずもがなとして、今は亡きソ連と東ドイツの健闘が目立ちます。
いずれも西側資本主義に負けるものかとの国を挙げての英才教育及び手段を選ばぬドーピングの影響が大きかった
とは思いますが、ソ連はまあ大国でしたし参加大会もそれなりに多いので分かります。
この東ドイツなんなんと。。 調べてみると東ドイツって5回しか夏季五輪参加してないんすよ。まじかいと。。
昔から毎回参加してる日本負けてる・・・。
ちなみに5位のドイツってのは西と東を合わせた数字ではなく、東西ドイツ連合として参加した大会と、分裂していない
ドイツの状態で参加した大会のものを合計した数字のようです(つまり、西ドイツ、東ドイツのメダル数とは完全に別)。
ちょっと長くなってきたので後編に続きます。
(翌日追記)
さて、東ドイツの五輪メダル数凄いぞissueの続きでございます。
我々世代(?)はキャプ翼のイメージで西ドイツが何でも最強やろと思いがちなんですが、サッカー以外のスポーツに目を向けると
東ドイツ圧倒的やないかいと。 一昨日載せたランキングでも、西ドイツは22位と圏外です。
ソ連や東ドイツがメダルを多く獲得したという、西側諸国がこぞってボイコットした80年モスクワ五輪の影響もありますが、
続く84年ロサンゼルスは東側諸国がボイコットしておりますので、ある程度は相殺されているはずで、やはり夏季五輪5回のみ参加で
このメダル数は驚愕です。
昨今話題になっておりますロシアと同様、ドーピングの影響が大きかったんだろうと調べていますと・・・、これがですね、、
予想以上にシリアスでして、ネットの記事を読んでいて若干テンションが下がってしまう程でした。
小さい頃から強制ドーピングとか、あまりに選手たちがかわいそうでして。。これ以上は書きませんので、詳細気になられた方は
「つづきはWebで」して頂ければと思います。
さて、東ドイツのスポーツ関連で言うと、「壁ドン」ならぬ「壁越え」というエクストリームスポーツがあったということなんですが、、
これもまた悲惨過ぎて笑えません。 以下為ご参考。
国土の中央部には特別政治地域である西ベルリンが存在しており、東ドイツの国民が立ち入る場合には「ベルリンの壁」として知られるコンクリートの壁をよじ登り、
国境警備隊による銃撃をかいくぐって数十メートルの無人地帯を走りぬけ、再び壁をよじ登るというエクストリームスポーツを行わなければならなかった。
これは非常に危険なもので、挑戦して死亡した人数は192名を数える。